和本の製作を致します
 四ツ目綴じ・和装本
   


画像が変わります↑
 
 
和本(和装本)とは・・・ 
日本の伝統的な製本仕様で作り上げる書籍の事をいいます。 
綴じ方の種類はさまざまですが、弊社では代表的な四つ目綴じを製作致します。
 
     

和本(和綴じ・和装本)四つ目綴じ
紙を二つ折にして袋を小口にし背を閉じる事から袋綴じ又は小口袋とも言われます。
四つ目綴じは綴じ側に四つの穴が開いたもので麻紐などで穴を通し綴じる仕様、和本でも代表的な製本仕様です。
弊社ではこの四つ目綴じを製作致します。御朱印帳同様手作業が多い為大量部数は生産出来ない場合があります。
予めご了承をお願い致します。

     
本文に印刷をする場合は支給いただく事になります。ノーサイズの場合印刷に向かない場合があります専門業社とご相談下さい。
印刷の場合でも印刷のない無地の場合でも、下記のサイズ加工を参考にして下さい。
  
     
サイズ加工
サイズ剤の入った加工の事です。御朱印帳で例えるなら!
御朱印を頂いた後、乾きにくいなぁー?御朱印帳を閉じれない!
など、思った事はありませんか?

逆ににじみすぎるなぁーなどなど感じた事はありませんか?
この 紙の乾き具合
印刷ならインクの乾き具合に関係するのが「サイズ」と言う加工です。
   
   
サイズ入り=にじみを防止する加工がしてあります。=乾きにくい。
サイズなし(ノーサイズ)=にじみ防止加工がありません。=乾きやすい。
 
     
     
  サイズ加工の説明は御朱印帳のページとほぼ同じです。
手を抜いている訳ではありません。印刷を頼む時に知っておくと便利ですよ。
和紙は種類が沢山あります、意外と知られていないのですがインクジェットとの
相性が良いとされています。もちろんプリンターを通る厚みが必要です。
しかし、和本の場合は二つ折です。A4判の大きさでA5判になりますね。
100頁200冊を印刷しよう!20000枚です。インクジェットプリンターでは難しい?
では、オフセット印刷に頼もう!この時にサイズ加工の知識があると話が早いです。
     
     
*注意・・・・・
和紙は普通の上質紙とは異なり長い繊維から出来ています。その為、紙が網のようになっていると想像して下さい。
機械で印刷する場合、エアーを吹き吸盤で自動給紙するのですが(製本折機も同じです)その給紙が出来ない場合があります。
網状の紙なので2枚も3枚も吸って流れてしまうのです。
その網状を少しでも埋めよう!それがサイズ加工と言っても良いのではないかと思います。
弊社は製本所の為、印刷についてプロではありません。専門にされている印刷業社、または和紙を扱う紙業者へのご相談をお願い致します。
 
     
 
   
和本(和装本)の制作。
     
手折り
本文は和紙を使用する事が多く、和紙によっては機械で折れない場合があります。
そんな時は、写真のように手で折りをする事になります。

手折りをすると紙がフワフワになります。折り目もしっくりこないのです。
また小口が袋になる分、背よりも小口が高くなります。。
折り目をしっかり付ける為と背と小口の高さを出来るだけ合わす為に、
水引きと言う作業をします。これで一日寝かせるのです。。
 
     
     
丁合(ページ合わせ)
頁ごとに山を作り一枚ずつ、つまむように取って頁を揃えます。
これも、紙が薄いので丁合機と言う機械で行う事が出来ません。
上製本の場合は、小口を切りますが和本の場合は、小口が
すでに仕上がっています。傷が付かないように注意が必要です。
   
     
仕上げ断ち角裂(かどきれ)表紙付け
丁合の後、天地と背になる部分を綺麗に断ちます。
扉・見返しを付け角裂(かどきれ)を貼り表紙を付けて穴を開けます。
角裂(かどきれ)角切れとも書きますが、これは本で言う花布(はなぎれ)と
同じようなものですね。(写真枠内)
四つ目綴じの場合は、四つの穴になります。

 
     
     
綴じと題箋(表題)貼り
四つの穴に麻紐又は糸を通し、題箋(表題)を貼り出来上がりです。

一部機械を除き全てが手作業となります。
和紙の普及、御朱印のブーム的な事もあり依頼も増えております。
只今大変混みあい納期的にもご迷惑をおかけする事になります。
その為、お断りさせて頂く場合もあります。
また、短納期は商品の品質に問題も起こりやすくなりお断りをしております。
ご理解とご了承をお願い致します。
 
     
     
   
   

御朱印帳・和本の金額は部数や生地によって変わります。お気軽にお問合せ下さい。TEL06-6705-3191 daikouseihonsho@mocha.ocn.ne.jp


TopPage PageTop